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Movable Type 3のサポート期限での議論にみるウェブ屋としてのプロ意識というもの その2

作成日時
2007-06-25T00:19:30+09:00
カテゴリー
業界

プロダクトのライフサイクルが不明なものを、急にエンドオブライフになったときの対応方針も考えずに顧客企業に導入することが問題なんだけどな。どうやったら知ることができたんだよ、と言ってしまうのは感覚がズレているとしか言えないよなぁ。

そもそも、シックス・アパート社にしても昔から問い合わせを受けてたら何らかの検討はするはずと思うんだよね。検討もしなかったら、そんな企業はビジネスの相手としてありえないわけで。

今回、たまたまアイタス社の方が書いていたからその記述にコメントしたわけだけど、Mobavle Typeを顧客に導入しているウェブ屋の大半が同様なんじゃないかな。SI業界だったらありえないだろうな。まだまだウェブ業界は未成熟ということなんだろうけど。

以下、引用部分はMovable Typeが優れものであることとシックス・アパートへ要望があることは別な話 / ビジネスブログ『アイタス営業日報』 / 北海道札幌市のホームページ制作 Webデザイン会社 アイタスより。

では、シックス・アパート社からのMT4発表より前の段階で

○一ヶ月ちょいで下位互換性の確認が取れていないバージョンに大きくジャンプアップする

○旧バージョン(今ビジネスに用いてるバージョン)の少なくともセキュリティパッチ等のサポートは不明(後述のもろもろではシックス・アパートから 2008年7月末日までサポートを続けると最終的に確認が取れたと述べていますが、最初、シックス・アパートは「というふうにMT3と4が併存するのではなく、MT3のサポートはMT4発売時で終了となる<ゆえに、MT3は今後サポートしないわけで、可及的速やかに4へ移行してほしい>」と当社問い合わせに対して回答しており、「ホントに本当?」と当社が再度念押しした結果、前言撤回で「2008年7月末日まで<でも、現段階では確定ではないけれどといった含みを残して>」と回答している経緯があります)

といった状況を「今更」ではなく「事前に」把握するためには、どのような方法があったのでしょうか。

シックス・アパート社以外の者が、MTのライフサイクルを察知して「来年7月末までに」というリミットを、「今更」ではなく、いつ、どのように把握可能だったのか、プロ意識が足りない私としては、ぜひ引用元のかたに御教授いただきたい。

Movable Typeの場合だと導入検討時にシックス・アパート社に方針を問い合わせることが可能ですよね。教えてくれるか否かはともかくとして、そういう行動はとればよいでしょう。現時点でもロクに決まってないのでしょうが、昔から問い合わせがあったなら、シックス・アパート社はライフサイクルを決めたかもしれない。

また、シックス・アパート社がライフサイクルを出してこなかった場合、そんなプロダクトは業務では使い物にならないという判断が妥当だとは思っていますが、それでも導入したい場合には対応方針を考える必要があるでしょう。対応方針としては、自社で改修という手はありますね。Movable Typeのライセンシーである顧客企業から依頼を受けてMovable Typeの改変を行うという手が。

いずれにせよ、顧客への導入検討時にそのような検討がなされていなかったということが問題なわけです。

これら含め、当社が薦めて依頼主にライセンスを購入してもらい(これは本質的な問題ではない)、選択してもらったMTという環境について、より事前にそのライフサイクルについて把握できる方法があったのであれば、ぜひそれを知りたいと思っています。

ライフサイクルを把握していないプロダクトをサポート終了時の対応策も検討せずに薦めることがプロ意識の欠如だと考えています。《より事前にそのライフサイクルについて把握できる方法があったのであれば、ぜひそれを知りたいと思っています》というのは感覚がズレていると言わざるを得ません。

自分の読みに自信があったとしても、それはウラを取らない限り推測の域を出ないのではないでしょうか。プロだからこそ、開発元・販売元があるのであれば、そこにきちんと確認を取るのがスジだと私は考えます。

それが私のプロ意識です。

で、Movable Typeに関してはそれができていなかった、と。

シックス・アパートにはこうなってほしいと要望があるわけです。

そういった話をすると、意識の低い会社呼ばわりされ、プロ意識欠如とTB打たれる。
ここはひどいインターネッツですね。

シックス・アパート社のプロダクトに期待するからこそ要望を出すのはわかります。
期待もしないところに要望を出すことはないでしょうからね。

だからといって、ライフサイクルも判らないプロダクトを、エンドオブライフになったときの対応方針も検討せずに、顧客企業に導入しても良いということにはならないわけです。
そこは別の話でしょう。

ぬるく甘っちょろい豆粒サイズで来年無くなってそうな田舎の制作会社のプロ意識に欠ける被害者面したDQN社長が建設的な話もせず自分の都合ばかり主張してなんでもシックス・アパートのせいにしているわけでは無いんですよ。

「嫌なら使うな」というご意見や「たぶん、この札幌の会社はMTから離れていくのでしょう」といった推測もありましたが、そういう二値で行動するのは私はちがうと思っています。

MTを評価しているし、MT4にも期待しているからこそ、シックス・アパートにはビジネスできちんとやり取りできる会社になってほしい。具体的にはこうこうこうだ。そういう話をしているつもりです。

「プロダクトの機能を評価し、期待すること」と「ビジネスで顧客企業に薦める」ことは別のことですよ

Movable Type 3のサポート期限での議論にみるウェブ屋としてのプロ意識というもの

作成日時
2007-06-23T14:17:44+09:00
カテゴリー
業界

Movable Type 4発表で改めて感じるシックス・アパート社への不信 / ビジネスブログ『アイタス営業日報』 / 北海道札幌市のホームページ制作 Webデザイン会社 アイタスより引用。

「現在のインストール数は個人が約50万、法人は数万規模」(上記リンク先より)と普及しているバージョン、要は、今、MTで構築しているサイトは、来年7月末以降、セキュリティ上「開発元が責任を取らない」サイトとなるわけです。

「旧バージョンのサポートは来年7月末まで」というのは、そういうことではありませんか? ちがっていましたら訂正しますのでご指摘ください。

そういうことですね。

MTを採用した数万オーダーの法人各社は、ライセンス数に応じたバージョンアップ費を支払うか、他のプラットフォームへ移行するかを、来年7月末までに決断しなければなりません。

作るだけではなくて、導入したものの保守も込みの契約ならばその通りですね。1年ちょっとあるのでがんばって検討し、決断するしかないでしょう。

でもね。なんでこんな論調なのでしょうか。まるで『俺たちはシックス・アパート社に騙されたよ』と言わんばかりの論調。あたかも自分達は被害者であるという論調。

そもそも、顧客への納品物に他社のプロダクトを含めるということは、そのプロダクトに対しても顧客への責任があるということです。そのため、他社のプロダクトを導入することを検討している時点で、そのプロダクトのライフサイクルを把握する必要があるのです。その上で、そのプロダクト自身の保守をどのようにするのかを決定しておく必要もあります。

今更《来年7月末までに決断しなければなりません》と言ってしまうということは、そのあたりのプロとしての作業、そしてプロ意識が足りないと言わざるを得ないでしょう。

マイクロソフトがOSのサポート期限を切り、ユーザーから大ブーイングを受けた事例をご記憶のかたもいらっしゃることでしょう。マイクロソフトはユーザーの声を反映し、サポートを5年延長しています。

これは、プラットフォームを提供している企業として、適切な処置だったと思われます。

マイクロソフト社は、もちろん事前にプロダクトのライフサイクルを公開いていましたが、ユーザからの声を受け、ライフサイクルを伸ばすことがビジネス上有利であると判断したからこそライフサイクルを延長したのです。ビジネスとして適切な処理であったのかもしれません。
しかし、《プラットフォームを提供している企業として》適切な処置は、事前にライフサイクルを公開していたことです。それ以外はビジネス上の選択にすぎません。ユーザの我侭を最優先するならば、永遠にサポートすることが良い選択肢であるはずですが、まさかそうすべきだとは言わないでしょうしね。

シックス・アパート社が過去に決断したビジネス上の判断としては、Movable Type 3のライセンスの話で我侭なユーザが自分たちの利益しか考えずに主張していたアレですかね。今回、シックス・アパート社がどのようなビジネス上の判断をするのかは注目しておこうと思います。

「ウェブ標準に準拠するメリット」という考え方

作成日時
2007-05-04T12:32:07+09:00
カテゴリー
業界

近年、「ウェブ標準に準拠するメリット」について考える人をよく見かけるようになった。そのこと自体は非常に良い傾向であるとか考えている。私にとっても歓迎すべきことだとも言える。しかし、その発想はそもそも逆なのだということは認識しておいた方がいい。

そもそも、何らかの標準がある場合、基本はそれに準拠することを考えねばならない。そして、その標準に準拠しないメリットがある場合のみ、標準に準拠しないことを選択するのだ。

ウェブ標準の場合、「ウェブ標準に準拠することで開発効率があがる」「ウェブ標準に準拠することで通信量が削減される」「ウェブ標準に準拠すればアクセシビリティを確保できる」などというのは宣伝文句としては良いと思うが、それは宣伝文句でしかないという程度に認識すべきであろう。

余談だが、前世紀末に流行っていたtable要素でのレイアウトについては、当時は(今でいうところの)ウェブ標準に準拠せずにtable要素でレイアウトすることにメリットがあったのだ。そう考えて準拠しない道を選んでいた人はもちろん存在した。何も考えていない人も数多くいただろうが。

Web業界の問題

作成日時
2006-12-25T17:34:04+09:00
カテゴリー
業界

mixiのコミュニティあたりをみていたら、知識的に基本のところから間違っているというか解っていない人がまだまだ一定数いるようだ。当たり前だと思っていることでもアウトプットした方がいいのかも知れない。